No.43レーヴデトワールの23
母は紫苑Sを含む3勝
【血統NEWS】
母レーヴデトワールは、レーヴディソール、レーヴミストラル、アプレザンレーヴを輩出した名繁殖牝馬であるレーヴドスカーの仔として、オープン勝ち(紫苑S)を含む、3勝を挙げています。その産駒では初仔のレーヴドゥラプレリが2勝を挙げて、繁殖牝馬としての力を示しています。その後の産駒は、馬格がともなわずに結果を出せていませんが、十分な馬格のある本馬であれば、この血統の力を存分に発揮できるはずです。低重心で安定したフォームの走りをしており、母同様に息の長い活躍を期待しています。
【最新ニュース】
4月5日現在、NF空港在厩
週2日は屋内周回コースでハッキングキャンターを2500m、週3日は屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンターを2本のメニューを消化しています。ペースアップしても、バランスが崩れることはなく、良い手応えで登坂しています。走りには軽さがあり、とても乗りやすいと評価されています。馬体重は少し減ってはいるものの、筋肉には張りがあり、細くはみえません。また、ペースアップしても気持ちの面が安定していることも、強調材料といえるでしょう。来月の入厩を視野に入れて、さらに調教を進めていきます。3月下旬に計測した測尺は、体高158cm、胸囲177.5cm、管囲20cm、馬体重440kgです。
※写真の撮影は2025年3月、動画の撮影は2025年2月です。
No.47オープンウォーターの23
半姉ムーンライトラガーが芝2000m戦で新馬勝ち
【血統NEWS】
半姉ムーンライトラガー(父オルフェーブル)が12月28日の京都・芝2000m戦で新馬勝ちを収めました。416kgながら最速の末脚での勝利であり、非常に内容の濃いものでした。
本馬の母オープンウォーターは米G2をはじめ3勝を挙げ、芝1800mで行われたデルマーオークス-G1に3着に入るなど活躍しました。本馬の半姉ローカスは米リステッド勝ち含む2勝、米G3-3着、曽祖母フランダース(BCジュベナイルフィリーズ)は米2歳牝馬チャンピオンで、米3歳牝馬チャンピオンのサーフサイドや種牡馬バトルプランを輩出しています。
馬体に目を移すと、父を彷彿とさせる伸びやかな馬体が映し出すシルエットが目に留まります。本馬は遅生まれのため、これからの成長が楽しみです。感情のオンオフをしっかり使い分けられる気性と思われ、距離の融通はきくとみており、中長距離に適性がありそうです。
【最新ニュース】
4月5日現在、NF空港在厩
週2日はトレッドミルでキャンター運動、週2日は屋内周回コースでハッキングキャンターを2500m、週2日は屋内坂路コースでハロン16秒のキャンターを2本のメニューを消化しています。馬体に緩さは残るものの、少しずつメリハリのある体に成長してきました。気性面は以前よりも我慢が利いて、オンオフの切り替えができるようになりました。動きは柔らかく、見た目以上に芯はしっかりとしています。これから走行バランスの質の向上、スタミナをつけること、そして、気性面の成長を求めていきたいと思います。3月下旬に計測した測尺は、体高165cm、胸囲175cm、管囲20.8cm、馬体重406kgです。
※写真の撮影は2025年3月、動画の撮影は2025年2月です。
No.53ピュアチャプレットの23
半姉リリーノーブルは桜花賞3着、オークス2着
【血統NEWS】
母の兄弟には、イースター(父エルコンドルパサー)やデウスウルト(父キングカメハメハ)、バティスティーニ(父キングカメハメハ)などの重賞活躍馬がおり、さらに本馬の姉にはオークス(G1)でアーモンドアイに0秒2差まで詰め寄ったリリーノーブル(父ルーラーシップ)がいる底力ある良血です。そのリリーノーブルとモーリスとの仔デンクマールは中山・ひいらぎ賞(芝1600m)で新馬戦に続いてスピードの違いを見せつけ、レコード勝ちを収めました。本馬も父がモーリスだけに期待が高まります。
父モーリスはすでにジャックドールやジェラルディーナ、ピクシーナイトなどのG1ウイナーを送り出しており、3歳世代ではアドマイヤズームが朝日杯フューチュリティSを快勝しています。
【最新ニュース】
4月5日現在、NF空港在厩
週3日は屋内坂路コースをハロン15~16秒で2本、週1日は屋内坂路コースをハロン16秒で1本と、屋内周回コース2500mをハロン32秒というメニューです。この中間で調教ペースはもとに戻って、ハロン15秒まで時計を詰めています。常歩ではややぎこちない歩様であるものの、走り出せばバランスがよくて、とても楽な手応えで登坂しています。最近はトモに筋肉が付いて、少しずつメリハリのある競走馬らしい見栄えになってきました。気性が強いので前向きさが出すぎないように、ハロン15秒くらいでじっくりと負荷をかけていきます。3月下旬に計測した測尺は、体高163.5cm、胸囲188.5cm、管囲22cm、馬体重487kgです。
※写真の撮影は2025年3月、動画の撮影は2025年2月です。
No.2ドリーボンズレガシーの14
半姉ソロダンサーはJRA新馬勝ち!
【血統NEWS】 1口 40万円
半姉ソロダンサー(牝3、父ゴールドアリュール)が1月の中山・新馬戦(ダ1800)で1番人気に推され、直線中団から一気に差し切る強い内容でデビュー勝ちを飾っています。近親馬には南関東の地方交流重賞5勝を挙げたグラッブユアハートがいる良血で、父の牝駒からはルージュバック、シングウィズジョイ、レッドディザイア、フミノイマージンなど活躍馬が多数出ています。本馬も姉たち同様にダート戦で活躍を遂げて、その先には中央の芝挑戦まで期待を膨らませています。
【牧場レポート】 10/21現在 追分Fリリーバレー在厩
ウォーキングマシンでの運動60分を行っていたところ、左前脚球節が腫れてしまいました。歩様には問題なく、3日間、曳き運動で様子を見て腫れが引いたためウォーキングマシン30分の運動を再開し、10月13日(木)からウォーキングマシンの運動を60分に延ばしています。現在の馬体重は495kgです。
※馬名が「カフェヴィノワ」(Cafe Vienneis「クリームを乗せたエスプレッソ」父名より)に決まりました。
No.3レイヌドネージュの18
※入厩により販売を終了しました。
【血統NEWS】 1口 350万円
母は美浦Sなど特別勝ちを含む4勝を挙げ、愛知杯(G3)でも5着の入着実績があります。近親にはマイルCSを2連覇といった成績を残し、最優秀短距離馬に輝いたデュランダル。スピード豊かな一族で、堅実に走りながら勝利を重ねる点が特長です。フジキセキは母父としてサウンドトゥルーという代表馬を送り出しているほか、直近でもアンタレスS(G3)を制したアナザートゥルースが現れるなど、活力はまだまだ漲っています。優れた母系にトップサイアーであるキングカメハメハを迎えたことで、今後の成長と躍動の素地は整っていると言えるでしょう。
※写真は昨年9月撮影
【牧場レポート】 11月14日現在 山元TC在厩
この中間はさらにピッチを上げました。現在のメニューは、坂路コースをハロン15-14秒ペースで1本、もしくは周回コースをキャンターペースで2000m駆け抜けるという内容です。順調に乗り込みを重ね、動き・手応えともに上向いています。態勢は整いつつあるため、今月中の美浦TC入厩を目指し、仕上げをしっかりと進めていく方針です。最新の目方は508kgでした。
馬名が 「ドゥカーレ」 (Ducale ヴェネツィア共和国の建造物。父名および母名より連想) に決定いたしました。
[参考]昨年8月末の測尺⇒体高153cm 胸囲172.5cm 管囲21.0cm 馬体重439㎏
本年3月末の測尺⇒体高160cm 胸囲183cm 管囲21cm
No.48テーブルロンドの19
近親に天皇賞(秋)4着、京都大賞典2着のアンコイルド
【血統NEWS】 1口 280万円
祖母タンザニアの産駒にはジャイアンツコーズウェイの持ち込み馬として白富士Sなど5勝を挙げたアンコイルドがいます。またアモラマはデルマーオークス(G1)勝ち馬です。それらを背景に母テーブルロンドはノーザンファームで繁殖入りしました。日本では現3歳世代から産駒がいます。タンザニアの父はディープインパクトの母父と知られたアルザオで、父ハーツクライとの血統構成はホープフルS(G1)優勝のタイムフライヤーと同じです。本馬は聡明な顔つきどおり落ち着いた気性で、背中の長さも十分です。より長い距離に適性があるとみています。
【牧場レポート】 7/2現在 NFしがらき在厩
細身に見えた馬体に筋肉がついて、ひとまわり大きくなっています。逞しくなっただけでなく、慌てることが少なくなったところに1番の成長を感じ、充実した春をすごせました。6月19日(土)NFしがらきに移動して、移動後も順調です。週3日は坂路コース(800m)をハロン16~17秒ペースで1本登坂し、週4日は周回コース1800mをハロン23秒ペースで乗られています。ゲート試験合格を目標に、来週の栗東TC入厩を予定しています。現在の馬体重は449kgです。
馬名が「ロマンシングブルー」(Romancing Blue ロマンチックな青。毛色より連想)に決定しました。
【参考】
3月下旬に計測した体高は160cm、胸囲は179cm、管囲は20cmです。
※馬体写真は9月上旬撮影、動画は2021年4月撮影です。
No.50インクルードベティの19
2番仔。母は米G1マザーグースS勝ち
【血統NEWS】 1口 300万円
母インクルードベティはアメリカで5勝を挙げ、ダートのマザーグースS(G1)優勝のほか、芝でもCCAオークス(G1)3着の実績があります。現2歳にゴーストザッパー産駒の姉がいて、本馬は第2子です。父ドゥラメンテは現2歳が初年度産駒で17頭がデビューして3頭が勝ち上がっています(7月20日現在)。競走成績だけでなくバックボーンからも種牡馬としての期待値は高く、本馬の豊かな胸囲には大容量のエンジンが受け継がれているようです。
【牧場レポート】 7/20現在 NFしがらき在厩
7月10日(土)NFしがらきに移動しました。輸送の疲れもなく、すぐに乗り出されています。週4日周回コース2700mをハロン23~25秒のあと、坂路コース(800m)をハロン15~17秒で登坂しています。ひとまずゲート試験合格を目標に、7月21日(水)の栗東TC入厩が決まりました。現在の馬体重は428kgです。
馬名が「ワイルドベティ」(Wild Betty 過激な+母名の一部)に決定しました。
【参考】
3月下旬に計測した体高は155.5cm、胸囲は181cm、管囲は19.7cmです。
※馬体写真は4月撮影、動画は6月撮影です。
No.5ライフフォーセールの20
半姉ダノンファンタジーは最優秀2歳牝馬
【血統NEWS】
本馬の全兄アドヤイヤベネラは4月10日の阪神・ダート2000m戦に優勝し、2勝めを挙げました。ここまで1勝クラスでは2着3回と、堅実な活躍をみせています。また半姉ダノンファンタジーは、ファンタジーS(G3)を快勝後、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を1番人気に応えて優勝し、その年のJRA賞最優秀2歳牝馬に輝きました。3歳時は桜花賞トライアルのチューリップ賞(G2)、秋華賞トライアルのローズS(G2)に勝ち、世代のトップクラスを証明しています。4歳になってからも12月の阪神カップ(G2)に優勝し、息の長い活躍をみせています。さらに半兄セレブレイトガイズは2021年11月14日福島・芝2000m戦で後方から捲っていく豪快な勝ち方で初勝利を飾っています。
本馬の骨量豊富な四肢と上体を覆う筋肉量も十分な馬体は母系の影響を強く感じさせ、前向きな気性も後押しとなり、マイル前後でスピード活かす競馬が本領発揮の場になりそうです。本馬の父ハーツクライの産駒は2021年に産まれた仔がラストクロップとなるので、ハーツクライの産駒を手にいれる数少ないチャンスです。
【牧場レポート】7月1日現在、ノーザンファーム早来在厩
現在は週2日は屋内周回ポリトラックコースでハッキングキャンターを1800m、週3日は屋内坂路コースで乗られ、週2日はハロン14~16秒のキャンターを1本、週1日は2本のメニューを消化しています。トモの筋肉に張りが出て、坂路では真っすぐにしっかりと走れるようになりました。この調子で乗り込み、7月中旬の入厩に備えます。現在の馬体重は495kgです。
※このたび、馬名が「レーベンスベルーフ」(Lebens Beruf キャリア(独)。母名より連想)に決まりました。
※7月15日(金)に美浦TC・黒岩陽一厩舎に入厩予定です。お申込みの締切は7月14日(木)となります。
※写真は5月撮影です。
No.58ディープジュエリーの21
母はスイートピーS勝ち
【血統NEWS】
伯母のイブニングジュエルはアメリカG1のアシュランドS(ダート1700m)や、デルマーオークス(芝1800m)を含む北米7勝をあげたスピードとパワーを兼ね備えた名牝で、北米でその血脈を広げつつあります。母のディープジュエリーはデビューから3連勝でスイートピーSを制した実力者で、その後も6歳3月まで息の長い活躍を見せました。複数のG1馬を輩出しているロードカナロアと、ブルードメアサイアーとしてもトップに並びかけているディープインパクトとの配合のもとに誕生した期待馬です。
【レポート】
12月29日現在、ノーザンファーム空港在厩
屋内坂路コース(900m)を週1日はハロン16秒で2本、週1日はハロン16~17秒で2本、週1日はハロン16~17秒で1本登坂しています。ジワジワと調教のピッチをあげていますが、本馬なりに歩様は安定しています。このあとはいったんリフレッシュを挟む予定です。現在の馬体重は503kgです。
※2023年3月下旬の測尺は、体高157cm、胸囲184cm、管囲21cmです。
※馬名は「バラスルビー」(Balas Ruby 王冠などにも使われている鉱物レッドスピネル(尖晶石)の旧称。父名、母名より連想)に決定しています。
※写真は2023年7月撮影、動画は2023年8月撮影です。